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セイコガニ丸々1匹カニ汁に注目 水仙まつりが開幕

2013年01月13日

イベント

越前がにや特産品などを品定めする大勢の来場者=12日、南越前町の河野シーサイドパーク 福井県南越前町河野の河野シーサイドパークで12日開幕した第38回水仙まつりは、越前海岸の新鮮な海の幸や特産品が勢ぞろい。天候にも恵まれ、目当ての品を求める大勢の家族連れらで終日にぎわった。例年に比べ生育が遅れている水仙は、まつり期間中には順次開花し、2月いっぱいは楽しめそうという。

約800平方メートルのテント内に、河野観光協会や地元商店など約20店が集まり「荒波屋台村」を展開。越前がにをはじめ、加工品類や町特産品などを威勢の良い声で販売した。ホタテ焼きやイカ焼き、甘エビやイクラをふんだんに使った海鮮丼などが人気で、町特産の今庄おろしそばも好調な売れ行きだった。

この日、最も注目を集めたのはセイコガニが丸々1匹入ったカニ汁(300円)。イベント開始から終日行列が絶えなかった。荒波フェスタに初めて訪れたという小浜市高塚の迫田弘毅さん(55)は「嶺南地方の海の幸もおいしいが、越前は特に甘みがある。カニ汁を食べたが、次は今庄おろしそばを食べたい」とほほえんでいた。荒波フェスタは13日も午前10時から午後4時まで開かれる。

一方、水仙の開花時期について、越前観光協会連合会事務局は「背も高くなってきてつぼみも出てきている。この天候が続けば今月の中ごろから楽しめるのでは」と話し、まつりの“主役”の登場を心待ちにしている。越前町血ケ平の越前岬水仙ランドで27日に開かれる「水仙ランドフェア」のころには、美しく咲き誇る水仙を観賞できそう。

このほか、越前町厨のアクティブハウス駐車場で「水仙・カニフェア」(19、20日)、福井新聞社・風の森ホールで水仙生け花展(25~28日)が開かれる。

生産者から水仙を買い求める来場者(左)


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