漁船と連携し品質を判断
田村幸次
トップページ > ニュース > イベント > 越前がに締めの感謝市 福井県越前町できょうまで 3月20日漁終了 県内外から続々
3月20日に漁期が終わる越前がにのシーズン締めくくりのイベント「かに感謝市」が4日、福井県越前町厨(くりや)の道の駅越前で開かれた。地元漁港で水揚げされた越前がになどの海の幸やグルメを求めて、朝早くから県内外の家族連れやカップルでにぎわった。5日も午前9時から開かれる。
「感謝市」は町観光連盟などでつくる越前かに感謝祭実行委員会が、3年前から開いている。
今年は町内の水産加工会社や鮮魚店、飲食店計10店舗が出店。テントが所狭しと並んだ会場には午前9時ごろから多くの人が訪れ、越前がにやベニズワイガニ、ミズガニなど目当ての海産物を求めて列を作った。
名古屋市から来た夫婦は念願だった越前がにとミズガニを購入。「かに鍋にして今夜さっそく食べたい」と笑顔を見せた。
また今年は飲食ペースも設けられ、来場者はミズガニの半身が入ったかに汁や甲羅焼きなどの海鮮グルメをその場で味わっていた。
同町漁協組合によると、2022年11月~23年2月末までの町内における越前がにの水揚げ量は前年同期と比べて2~3割増。関係者は「天候にも恵まれ、安定して出漁できていたため」とみている。