トップページニュース > 荒海から王者次々越前がに漁解禁 大型クラゲ姿なし

荒海から王者次々越前がに漁解禁 大型クラゲ姿なし

2008年11月08日

ルポ

朝日を浴びながら次の水揚げの準備を整える=6日午前6時50分、越前町沖  六日に解禁された越前がに漁。解禁初日に本紙写真映像部の高橋良典カメラマンが福井県越前町の漁船に同行取材した。燃料高騰で厳しい状況に置かれてきた漁業者が、待ちに待ったカニ漁シーズン。漁師たちは荒れる海で、冬の味覚の王者ズワイガニを次々と引き上げていった。

 五日午後十時半ごろ、大樟漁港沖から漁船が合図とともに一斉に出漁。乗船した小型底引き網船「第二十三倖周丸」(一四トン)は、冬の海にしては波穏やかで、暖かい風も吹く中を漁場へ向かった。

 午後十一時半ごろ最初の漁場に到着するとすぐに網を海に投げ入れた。六日午前零時とともに網上げを開始。越前がに漁の解禁だ。

 初回の網にはカニの姿はまばら。中野良一船長(46)は「いやー今回はカニが少ないのー。漁場をちょっと間違えるとこんなもんや」と、次の漁場へ船を向ける。

 海は一転して大荒れ。航行中に何度も「ドーン」と波がぶつかり衝撃が走る。船が左右に揺さぶられ、立っているのも困難な状態だ。

 そんな中でも漁師たちは平然と船のへりを歩き回る。網を入れて約一時間後、引き上げた網には待望の雄のズワイや雌のセイコの姿があった。今年は”天敵”の大型クラゲ(エチゼンクラゲ)の姿は一匹もない。「去年は良かった。今年も豊漁になれば」と願っていた。 昼すぎに帰港しカニを陸揚げすると、早々に港を後にして次の漁へと出て行った。

引き上げた網から甲板に下ろされる越前がに=6日午前11時

とれたばかりのズワイガニを漁船の水槽に入れる漁師=6日午前1時35分


おすすめの宿

おすすめの宿一覧

光風湯圃 べにや

光風湯圃 べにや

3年の構想を経て再建された"老舗旅館"

割烹旅館 越前満月

割烹旅館 越前満月

広大な敷地にわずか9室をしつらえた木造平屋造りの宿。広々とした部屋、和の庭園、贅を尽くした露天風呂付客室がお迎えします。

おすすめの料理店

おすすめの料理店一覧

日本料理越前がに専門店 やなぎ町

日本料理越前がに専門店 やなぎ町

越前がにを知り尽くした料理長がきめ細やかなカニ料理をご提供します。スタッフとの“カニ談義”も魅力。心を込めたおもてなしで極上のひとときを。

みくに隠居処

みくに隠居処

国内最上級品質の「三国産」越前がにを使用したコース料理が日帰りで楽しめる。家族や会社の小旅行などでも気軽にご利用頂けます。

越前かに料理「鹿島」

越前かに料理「鹿島」

三国の海・空そして極上の越前かにフルコース料理!

越前がに職人

一覧

競り落とすには度胸が必要

中橋睦男

詳しくはこちら

越前ガニのおすすめ料理

おすすめ料理一覧

越前ブイヤベース

越前ブイヤベース

4人分

越前がにの甲羅のうまみが絶品