「越前かに」の名付け親、知名度向上に貢献
壁下誠
トップページ > ニュース > 2018年12月 > 【写真特集】越前がに漁の初日
福井の冬の味覚「越前がに」の漁が11月6日、解禁された。福井県越前町の越前漁港や同県坂井市の三国港には、未明からの漁を終えた漁船が朝以降に帰港し、生きのいい雄のズワイガニや雌のセイコガニを続々と水揚げした。夕方には初競りが行われ、競り人の威勢のいい声が飛び交い、漁師町は熱気に包まれた。
ドが設定された2015年以来、初競りで極が出なかったのは初めて。
越前町漁協は底引き網漁船49隻が5日夕から夜にかけ、次々と出港した。三国港機船底曳網漁協は10隻が出漁。沖で解禁を待ち、6日午前0時、一斉に網を入れた。
県水産課によると、越前漁港の水揚げ量はズワイが5282匹で昨年比25%増、セイコが8万7928匹で約2割減。競り値はズワイが3千円~3万8500円、セイコが450円~2500円だった。三国港の水揚げ量はズワイが1844匹で昨年比47%増、セイコが9160匹で18%増。競り値はズワイが5千円~5万円、セイコが325円~4900円だった。

