長年の経験と技術でカニの居場所探る
中野良一
トップページ > ニュース > 2011年11月 > 越前がに、おろしそば、焼きサバずし… 福井でフェア、魅力PR
福井県内の名産品を一堂に紹介する「ふくい物産フェア」は十七日、福井市の県産業会館で始まった。海、山の幸から伝統工芸品まで県内業者が勢ぞろいし、旬の味や優れた技術をアピール。来場者は居ながらにして各地の名品を吟味できるとあって、熱心に手に取って品定めする姿が見られた。
県物産協会が県産品の魅力を知ってもらい、販路を広げようと開催。二○○四年に続き二回目で、今回はおろしそばや焼きサバずし、おぼろ昆布といった食品から、越前打刃物や河和田塗の漆器など工芸品まで、県内六十四社が多彩な商品を並べた。
解禁間もない越前がにのブースでは威勢のいい掛け声とともに、前日に水揚げされたばかりのズワイやセイコを販売。大勢の人が列をつくり立派な形を確かめたり、県外への発送法を確かめたりして旬の味を買い求めていた。
またNHKのドラマで話題の若狭塗箸(ばし)の店舗では、店員が塗りの技法を分かりやすく説明する場面も。家族四人分の箸を購入した福井市寮町の天谷知誉子さん(42)は「若狭塗には以前から関心があった。あまりなじみのない嶺南の名産品が、家の近くで買えるのはいいですね」と笑顔だった。
メーンステージでは越前がにや若狭ふぐが当たる大ビンゴ大会や子ども太鼓の演奏もあり、終日大勢の人でにぎわった。フェアは十八日までで、ビンゴ大会は同日午前十時二十分からも行われる。先着百人。
また会場では「ふくい新そばまつり」も同時開催。県内各地のそばどころが店を出し、ご当地そばを提供した。十八日には「第十二回全日本素人そば打ち名人大会」も行われる。