「越前かに」の名付け親、知名度向上に貢献
壁下誠
トップページ > ニュース > 2010年10月 > 回復した福井の海”越前ガニ”もPR 風評被害を払拭
重油に負けずこんなに元気になったカニ―。ロシアタンカー重油流出事故での風評被害を打ち消し福井の海をアピールしようと、福井県鯖江市の団体がつつじまつりでにぎわう西山公園内に動く越前ガニを設置。観光客の目を引いている。
このカニを作ったのは鯖江商工会議所内の異業種交流グループ「クリエイティブサバエ」(室谷満彰会長)。全国のボランティアへの感謝も込め、回復した福井の海を県内外にアピールしようと、世界体操PR用に室谷会長が開発した”つり輪するカニ”をリメイクした。
車のワイパーモーターを使い、網を持ったカニのはさみが上下する仕掛け。網を引き上げると魚が飛び跳ねる。朝九時半から夜九時半までツツジを見に訪れる人に元気にパフォーマンスを披露。室谷会長は「よみがえった越前海岸のイメージが少しでも多くの人に伝われば」と話している。