長年の経験と技術でカニの居場所探る
中野良一
トップページ > ニュース > 2009年4月 > 2011年度越前がに漁獲量2%増 ズワイガニ金額8%プラス
福井県はこのほど、2011年度の越前がに漁(11月6日~3月20日)の結果をまとめた。総漁獲量は前年度比2%増の479トン。総漁獲金額は15億9400万円で同6%増だった。県は「漁獲量は平年並み」としている。
雄はズワイガニと水ガニ(脱皮して半年以内)を合わせると漁獲量が363トン(1%増)、金額は13億600万円(7%増)。このうちズワイガニは251トン(4%増)、金額は12億1300万円(8%増)。水ガニは112トンで5%減、金額は9300万円で1%減となった。
1月10日に漁期を終えた雌のセイコガニは漁獲量が116トン(6%増)で金額は2億8800万円(3%増)だった。
県水産課によると、出漁した漁船数と日数を乗じた延べ操業日数は4427日で、前年度比4%増だった。近年の総漁獲量は400~500トン台で推移しており「大雪による出漁への影響はほとんどなかった。漁獲量は年変動の範囲内」という。