「越前かに」の名付け親、知名度向上に貢献
壁下誠
トップページ > ニュース > 2008年1月 > 越前がに題材の英語教材で学ぼう おろしそばや眼鏡も、県教育委員が授業視察
福井県教育委員は18日、福井の文化や伝統工芸を題材にした県独自の英語教材を使った授業を、福井市の福井商高で視察した。おろしそばをテーマにしたDVDやクイズを通し、楽しみながら英会話する様子を感心しながら見入っていた。
「Fuku-English」と題した教材は県教委が今春作製し、県立高の1年生に配布した。福井市の旅行代理店の女性社員がシンガポールの添乗員を案内する構成で、眼鏡や越前がになどを題材にしている。
委員4人が国際経済科1年C組を視察した。生徒は「buckwheat flour」(そば粉)などの単語を学び、外国語指導助手と発音を練習。食べ方や作り方も英語で学んだ。生徒同士で福井の食材に関するクイズを出し合い、「羽二重餅の材料は?」「答えは私のもちもちの肌」といった英語のジョークも飛び出していた。
生徒は夏に台湾の生徒と交流する予定で、福井を紹介する際に教材で学んだことを生かす。清川肇委員長は「グローバル社会では自分を伝えることが必要。地元のことを英語で学び、実践的な力を付けるいい教材だ」と評価していた。