「越前かに」の名付け親、知名度向上に貢献
壁下誠
トップページ > ニュース > 2007年3月 > 漁協祭、越前ガニなど格安販売に行列 重油事故支援御礼
大漁旗で満員御礼―。重油流出事故支援への感謝を表そうと福井県福井市漁協(成瀬亮一組合長)は七日、ありがとう漁協祭を同市和布町の鷹巣漁港で開いた。新鮮な越前ガニやハマチを目当てに大勢の観光客が詰め掛け、大盛況となった。
祭りは昨年から漁協のPRを目的に実施。今年は重油事故で受けた支援に感謝の気持ちを示すためスケールアップ。組合員や漁業関係者ら約百人が協力し、新鮮な魚介類を安く売る市場のほか、塩ザケのプレゼントやカニなべの無料配布などを企画した。
各船の大漁旗が飾られた会場には、オープン前から忘年会の宿泊客や市内の主婦らが行列をつくった。サケのプレゼントが大好評で、開始わずか十五分で五百本を配布完了した。
市場にはカニやアマエビ、ブリなど冬の海の幸が勢ぞろい。「安いよ、安いよ」との威勢のいい声が飛び交う中、来場者が次々と買い込んでいった。