長年の経験と技術でカニの居場所探る
中野良一
トップページ > ニュース > 2001年3月 > 越前がに情報満載の雑誌発売 競り、地酒、給食…旬まるごと
「越前がに」をはじめとした、カニに関する情報を満載した雑誌「『旬』がまるごと」(ポプラ社)三月号が発売された。表紙には越前がにの写真、巻頭グラビアでは三国港での競りの様子などが八ページにわたって紹介され、さながら”福井特集”といった内容となっている。
同誌は食材を切り口にしたカルチャー誌で、奇数月に発売。全国で約五万部が発行されている。毎号、一種類の食材を取り上げ、「食べる」「つくる」「知る」ためのさまざまな情報を詰め込んでいる。
百十二ページのうち、福井に関する情報は計二十八ページ。表紙や巻頭グラビアのほか、越前がにが食べられる料亭や旅館、作家・開高健が来県のたびに食したという料理「開高丼」、カニに合う福井の地酒、四ケ浦小(越前町)での「カニ給食」の様子を、写真と記事で詳しく紹介している。
同誌への掲載は、福井県が県産食材PRのため、発行元のポプラ社(東京)に持ち掛けて実現。県ブランド推進室は「カニに関する福井の魅力が、あらゆる角度から紹介されている。県としては三つ星を付けたい雑誌」と話している。
”福井特集”以外では、カニの種類を紹介する「かに図鑑」、さばき方などを伝授する「取説」、言語学や民俗学の見地からカニを考えるミニ特集などがある。五百八十円。全国の主要書店で取り扱っている。