長年の経験と技術でカニの居場所探る
中野良一
トップページ > ニュース > 香る福井の冬 水仙無料配布、カニに舌鼓 福井県越前町でフェア
第50回越前海岸水仙まつり(越前海岸観光協会連合会主催、福井新聞社共催)の「水仙・カニフェア」が1月11日、福井県越前町厨(くりや)の道の駅「越前」で始まった。越前水仙が無料配布されたほか、地元漁港で水揚げされたカニが並び、来場者は福井の冬を満喫していた。12日まで。
生育が遅れている越前水仙の配布が始まると、長蛇の列ができた。水仙娘は「獣害や夏の猛暑で苦労した農家の思いが詰まっている。写真からは伝わらない香りを楽しんで」とPR。来場者一人一人に手渡していた。
会場には、越前漁港で揚がったセイコガニや紅ズワイガニ、赤カレイなどの魚介物が、市場よりもお手頃な値段で並んだ。熱々のカニ汁をすする姿もみられ、「体が温まる」「今年初めてのカニでおいしい」と冬の味覚を堪能していた。越前水仙の農家が直売するブースで水仙を買い求めるなど、思い思いに時間を過ごしていた。
越前がにや越前水仙が当たるガチャ(1回300円)のほか、水仙娘の衣装、かすりの着物を身につけて撮影できるブースもあり、家族一緒になって楽しめる。
12日の水仙配布は、午前10時からと午後2時からで、各回先着150人。まつりは今後、水仙いけ花展(17~20日・福井新聞社)、こしの水仙まつり(18、19日・福井市の越前水仙の里公園)と続く。