全国のグルメ小浜集結　10月15、16日「まつり」　丼、ギョーザなど35店

　全国のご当地グルメが集結した「OBAMA食のまつり」が10月15、16日、福井県小浜市の食文化館（同市川崎３丁目）前の特設会場で開かれる。屋台ブースやキッチンカーが並び丼やラーメン、ギョーザなど県内外の35店が軒を連ねる。

　食のまつり事業推進委員会が主催し19回を数える恒例イベント。新型コロナ禍の影響で昨年は通信販売のみ行い、対面での催しは３年ぶりとなる。

　小浜市からは若狭牛ステーキ丼や小浜ラーメン、たこ飯などの店が並ぶ。全国のご当地グルメでは、信州名物の山賊焼（長野）が初登場。このほかあかし玉子焼（たまごやき）（兵庫）、中津唐揚げ（大分）をはじめ、津山ホルモンうどん（岡山）、浜松餃子（ぎょうざ）（静岡）、横浜ジャンボしゅうまい（神奈川）、国産和栗モンブラン（長野）、海鮮唐揚げ（埼玉）といった各地の人気メニューが勢ぞろいする。

　焼きたての地魚を味わえる七輪焼きコーナーや、鯖街道沿いにある小浜市、滋賀県高島市の鯖寿司（ずし）、焼き鯖寿司食べ比べ、県内外の特産品などを販売する物産展もある。

　午前10時～午後３時。問い合わせは市商工観光課＝電話0770（64）6021。

嶺南の食材弁当にギュッ　地元専門学校生　会場で販売

　「OBAMA食のまつり」に合わせ、青池調理師専門学校（小浜市広峰）の生徒が嶺南６市町の食材を使った恒例の「さとうみ弁当」を完成させた。まつり会場で１個700円で販売する。

　同まつり限定弁当として人気が高く、例年整理券を求めて行列ができ、すぐ完売する。７回目となる今回も自慢の逸品となった。

　おかずは８品。サバの野菜あんかけ（小浜）、へしこギョーザ（美浜）、甘エビカツタルタルソース（敦賀）、シイタケたっぷり鶏つくね（おおい）など嶺南各市町の特産品を揚げ物、焼き物などバランスを取って仕上げた弁当となっている。

　高等課程２、３年約20人でメニューを開発。リーダーの3年生2人は「昨年はメニューを考案したものの（コロナ禍で）商品を出せず悔しかった。ゆっくり味わって食べてほしい」と話している。

　１日150食限定。15、16日それぞれ午前10時半に90食、午後０時半に60食分の整理券を配布。各１時間後に販売する。販売は１人１個。