トップページニュース2012年1月 > 開高健の未発表小説発見 越前がに愛した作家

開高健の未発表小説発見 越前がに愛した作家

2012年01月06日

開高健

見つかった開高健の未発表小説「食卓と寝台 第二章」の冒頭=(開高健記念会所蔵・提供写真) 作家の開高健(1930~89年)が50年代に書いたとみられる未発表小説の一部が見つかったことが、5日分かった。見つかったのは400字詰め原稿用紙57枚で、「食卓と寝台」というタイトルの作品の「第二章」。開高健記念会によると、友人との貧しい共同生活を描いた自伝的作品だという。

記念会の前会長で、文芸誌「新潮」元編集長の坂本忠雄さん(76)は「筆跡などから自筆原稿とみて間違いない。『食卓と寝台』は編集者の目から見ると習作だが、これをもとに芥川賞受賞後第1作の『なまけもの』を書いたのだろう」と話している。

昨年1月、記念会が東京・神田の古書店から連絡を受けて開高の原稿と確認、購入した。「食卓と寝台」については、開高が53年に友人に宛てた手紙の中で、執筆を開始したことを記している。

原稿は「文学界」2月号に掲載されるほか、開高健記念館(神奈川県茅ケ崎市)では実物を展示している。

開高は祖父母と実父が坂井市出身。越前がに好きは有名で、何度も作品で称賛している。58年に「裸の王様」で芥川賞を受賞。「パニック」「日本三文オペラ」のほか、「オーパ!」などの紀行文やエッセーでも知られている。


おすすめの宿

おすすめの宿一覧

割烹旅館 越前満月

割烹旅館 越前満月

広大な敷地にわずか9室をしつらえた木造平屋造りの宿。広々とした部屋、和の庭園、贅を尽くした露天風呂付客室がお迎えします。

光風湯圃 べにや

光風湯圃 べにや

3年の構想を経て再建された"老舗旅館"

おすすめの料理店

おすすめの料理店一覧

越前かに料理「鹿島」

越前かに料理「鹿島」

三国の海・空そして極上の越前かにフルコース料理!

旬味 泰平

旬味 泰平

四季折々の旬の味覚を楽しめる店。越前がにを引き立て、より美味しく味わうための“合間の一品料理”にもこだわるおもてなし。

らでん

らでん

越前がにを極めて30年以上。県内一のかに問屋が営む日本食レストランで、越前海岸と同じ最高の鮮度と味のカニを楽しめる。

越前がに職人

一覧

「越前かに」の名付け親、知名度向上に貢献

壁下誠

詳しくはこちら

越前ガニのおすすめ料理

おすすめ料理一覧

ズワイガニの甲羅盛り

ズワイガニの甲羅盛り

1人分

太い足の身をたっぷりと甲羅に乗せた迫力の一品 【動画あり】