競り落とすには度胸が必要
中橋睦男
トップページ > ニュース > 新鮮海の幸 続々水揚げ 福井県坂井市三国や越前町 底引き網漁解禁
日本海近海の底引き網漁が解禁し9月4日、福井県坂井市三国町や越前町の漁港では、色鮮やかな甘エビ、収量が少なく幻のエビと呼ばれるガサエビ、カレイなど海の幸が水揚げされ活気づいた。
三国港では三国港機船底曳網漁協の8隻が、3日午後5時ごろ出港し、沖合約40~70㎞の漁場で網を入れた。4日午後4時半ごろから続々と帰港。初競りは午後6時半から三国港市場であり、威勢よい声が響いた。
第二春香丸の船主は「初日は少なかったが、サイズは例年並み。いつも通り安全に、大漁を願いたい」と話した。
越前町では町漁協所属の35隻が3日午前1時半ごろから出港し、同日夜から4日午前にかけて帰港。同日午前9時から初競りがあった。
水深180~200mの比較的浅い海域に網を沈める「磯引き」でノドグロやアンコウ、より深い海域で行う「沖引き」では甘エビやカレイなどが取れた。町漁協の担当者によると、水揚げ量は例年並みだが「大型クラゲが大量に入っていたという船が多かった。今シーズンの漁にどれだけの影響が出るか心配」と話していた。
日本海近海の底引き網漁は1日解禁だが、台風10号の影響で延期になり、初水揚げは4日になった。漁期は来年6月末まで