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納谷一也
トップページ > ニュース > 2010年12月 > カニ漁解禁、越前や三国両漁協で初競り
ズワイガニ漁が六日解禁され福井県の越前、三国両漁港では漁船が次々に帰港、夕方から威勢良く初競りが行われた。越前町漁協では大漁だった昨年初日よりも少なめの水揚げだったが、例年よりは好調。ズワイの初値は最高で一匹一万五千円とまずまずの値が付いた。三国では最高二万四千円で取引されたが、昨年より量、値段ともやや低調なスタートとなった。
越前町漁協では五日午後十時に沖底引き船八隻、小型底引き船五十隻が出漁。六日午前零時から一斉に網を入れた。このうち越前町の漁港には二十五隻が帰港。次々とカニを船から下ろした。水揚げ量は一隻当たり三千匹から五千匹とまずまずの量で、漁師たちの笑顔が見られた。
午後五時から初競りが始まり、威勢の良い掛け声で競られた。雄のズワイで中心値が一匹一万二千円から一万三千円、雌のセイコガニは六百円から千二百円で取引された。
三国港からは十五隻出漁したが「石川県寄りの好漁場で水揚げが少なかった」(三国港機船底曳網漁協)影響もあり、六隻が沖泊まりした。午後六時から競りにかけられ、ズワイが一万円から二万四千円、セイコが七百円から二千六百円と、昨年に比べやや安値となった。雄は来年三月二十日、雌は一月十日まで漁が続けられる。