トップページ越前がに 職人紹介 > 中瀬康雄

10日先の天気を見て仕入れ

005

中瀬康雄

目利き、ゆで

 カニの仕入れを任されるようになって13年ほど。現在では5年前から「かねいち水産」のすべてのカニの仕入れを担当している。

カニは、仰向けにして見たとき、お腹や足があめ色であることと、甲羅の中心を押して、硬いほど身が詰まった良いカニです。白っぽいカニや黒っぽいものは、品質が良くないと思います。

仕入れる量は日によって異なりますが、10日ほど先までの天気を把握してその日に買う量を決める。カニが足りなくなり、顧客に迷惑をかけるのを避けるため、常にある程度の数を確保しなければならないからだ。

年末年始の数日間は休漁で、カニを買うことができないため、カニの価格が高騰する。特に12月末の仕入れは一番難しく「気が張る」という。

「カニは100匹いたらそれぞれが違う。良いと思ったカニでも顧客からクレームを受けることもある。一生勉強です」

ゆっくりコトコトゆでるのがコツ

1.5キロ以上のカニのゆで時間は約30分、1~1.3キロは25~27分くらい。400グラムほどの小さなカニは20分ほど。カニの大きさによって最適なゆで時間がある。1メートル四方、高さ約70センチの釜でゆでる。気をつけなければならないのは、ゆでる水の塩加減。「少しくどめで海水ぐらいのしょっぱさ」が求められるという。

曖昧な表現だが、水の量に対してどれだけの塩を入れるかは決められている。さらに「水を沸騰させないようにボイルする」のがポイント。カニの身をくずさないようにゆっくりコトコト“じわっと”ゆでる。

「食べ物なら何でもそう。スパゲティでもゆですぎたらダメ」

カニをゆで始めてから15年。1日に1000匹をゆでることもある。その経験に基づいた絶妙な“アルデンテ”を体で覚えている。しかし、目利きと一緒で「毎日が発見の連続。完璧はないですね」と語る。(2010年11月)

おすすめの宿

おすすめの宿一覧

光風湯圃 べにや

光風湯圃 べにや

3年の構想を経て再建された"老舗旅館"

割烹旅館 越前満月

割烹旅館 越前満月

広大な敷地にわずか9室をしつらえた木造平屋造りの宿。広々とした部屋、和の庭園、贅を尽くした露天風呂付客室がお迎えします。

越前厨温泉 あらき

越前厨温泉 あらき

限定6室 海と夕日と蟹の旅館

おすすめの料理店

おすすめの料理店一覧

らでん

らでん

越前がにを極めて30年以上。県内一のかに問屋が営む日本食レストランで、越前海岸と同じ最高の鮮度と味のカニを楽しめる。

越前かに料理「鹿島」

越前かに料理「鹿島」

三国の海・空そして極上の越前かにフルコース料理!

旬味 泰平

旬味 泰平

四季折々の旬の味覚を楽しめる店。越前がにを引き立て、より美味しく味わうための“合間の一品料理”にもこだわるおもてなし。

越前がに職人

一覧

競り落とすには度胸が必要

中橋睦男

詳しくはこちら

越前ガニのおすすめ料理

おすすめ料理一覧

越前かに玉

越前かに玉

4人分

カニのうま味が凝縮